知られざる認知症 世界の取り組みと日本の現状 その予防と対策

青いグラス

はじめに

人生100年時代 がやってくる

「人生100年時代」という言葉を最近よく耳にすると思います。

多くの日本人が100歳まで生きることが可能とされる時代を迎えつつあります。

それはつまり個人の人生設計も社会の仕組みも大きな変革を迫られる 時代を迎えたということです。全ての世代の人たちが自分のこととして捉え、考える必要がある時代がやって来たということになるのです。

誰もが100歳まで生きることが当たり前となる時代に備え、私たちは長生きに対する準備を求められることになります。

このブログサイトはそんな超・長寿社会に生きる私たちの様々な問題を見つけその対策を研究して行こうとするものです。 

ブログの記事ごとにテーマは毎回違いますが、共通しているのは、高齢者の中でも特に単身者すなわち、おひとりさま高齢者といわれる人たちに焦点を当て、超・高齢社会をこれからたった一人でどう生き抜いて行ったらいいのかを読者の皆様と一緒に考え、知恵を出し合って万全の準備をして行こうとするものです。

このブログサイトの掲載記事の執筆と管理は 単身者の終活専門の FP事務所
[FP office OHOTUKU56] のファイナンシャルプランナー  [CFP®]
FPユウです。

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知られざる認知症 世界の取り組みと日本の現状

認知症とは寿命が延びた人類が新たに抱えることになった課題と言えます。

2025に日本では高齢者の5人に1人が認知症を患い、その患者数は700万人
超えると言われています。

こんな認知症を人類は克服できるのでしょうか?

認知症発生のメカニズムが徐々に明らかになってきています。

しかしまだ認知症の特効薬は完成しておりません。

認知症は完全に治すことはできないのです。

認知症研究の第一任者の医師は 「認知症の完璧な治療薬はできません。病気の発生を抑えることはできませんが、しかし病気の進行を遅らせることは可能です。」と言っておられます。

超・高齢社会を迎える今、私たちには様々な課題がのしかかってきています。

家族が認知症になった時に資産をどうするのか、どう守るのか私たちの考えをしっかりと持っておくこと大切です。

日本における認知症の対策は決して十分とは言えないものがあります。 

ですから迅速な対策が求められています。

せっかく成し遂げた世界有数の長寿国家日本という誇りを認知症などによって不幸な社会にしてはいけないと思います。 

この超・高齢社会を幸せな社会にするために認知症対策は欠かせないものになるのです。

例えば認知症の先進技術であるアルツハイマー病のための血液「バイオマーカー」の開発に成功した日本の研究機関「国立長寿医療研究センター」では、人類が長寿を目指した結果直面することになった認知症という大問題にどう向き合えばいいのか常に研究開発を続けています。

日本の認知症対策の現状

現在日本においてどのような認知症対策が行われているかといいますと

1 認知症の原因を突き止めて治療方法を打ち立てること

2 認知症の主たる症状である問題行動を起こさせない予防法を研究すること

 (問題行動=認知症によって起こる幻覚・意欲低下・暴力・抑うつなどの行動)

3 認知症のケアサポート 新オレンジプランと呼ばれるサポートプログラムとして

 認知症サポーターを養成すること などがあります。

世界では3秒に1人が認知症を発症しています。 毎年約1000万人の人が認知症になっており今も増え続けているのです。

また認知症に対する大きな偏見も残っていて、認知症という症状がもたらす最大の苦痛は患者にもたらす孤独と孤立です。 

そしてその苦痛は家族や配偶者あるいは身の回りの人そして介護者にも影響を与えています。

認知症に対する理解が大切

認知症の症状の理解は我々には難しいものがあります。

よく現れる症状として 物盗られ妄想 見当識障害 暴言そして徘徊行為など
有名です。 いずれも異常な問題行動です。

しかしこれらの異常な行動もいざ自分の身の回りで同じ状況になれば 偏見である
ことが分かってくると思います。

認知症に対する偏見はやめましょう。 認知症は病気ではありません。 

年を取ると誰にもなりうるものであり、いわゆる加齢による自然現象といわれる
ものだと考えられます。

認知性になったらこうなる!! 

もしあなたの両親が認知症になったらこんな大変なことになります

1 . 親の銀行口座が凍結されてしまうため預貯金の引き出しができなくなります

2 . 預貯金の引き出しができなくなるためまとまった金額のお金を準備することが
きず、不動産の取引などができなくなります。

3 . 家族が親の銀行口座や現金を見つけられなくなります。

4 . 親の意思が確認できないため相続対策ができなくなります。

5 . 親が自分の意思だけで老人ホームなどの施設に入ることが困難になります。など

認知症予防の基本 

1 日常的手法としての運動 

認知症の予防のためには適度の軽い運動やウォーキングなどが最適と言われています。

2 資産を守ること 

親が認知症になった時資産をどうするのか、本人の意思表示を確認しておくことが大切です。 

別のブログ記事でも触れましたが、認知症になると銀行口座が凍結されてしまうため、何かあった時のために円滑に金融機関から資産を引き出す仕組みづくりしておくことが大切です。

3 予防としての保険 最近損害保険各社から認知症保険が発売されています。  パンフレットなどの資料を取り寄せて研究しておきましょう。

※ 認知症保険について記述してある記事はこちらからご覧になって下さい

世界共通の共通課題としての認知症

認知症克服に向け人類は挑戦を続けていますが根本的な解決策はまだ見つかっておりません。

認知症にならないための心構え

この記事を読んでいるあなた自身がまだ若ければつまりまだ40~50代くらいで心身ともに健康であれば当分の間は認知症になる心配はないのですから、自分自身が
今後認知症にならないような心構えや予防の方法を今のうちから学んでおきましょう。

これから先はあなた自身ではなくあなたの家族、つまり最も身近なあなたのご両親などが認知症になるリスクを回避するための予防法と対策を考えていきましょう。  

もしかしたらご両親が認知症になったのではないかということを知りたいあなたのためにご両親の軽度認知症チェックをしてみましょう。

ここではあなたの大切な家族、特にご両親が認知症になるのを早めに察知し 予防するための方法を見つけていきたいと思います。

重要な約束を忘れる、ぼーっとしている時間が長いなど、ご両親の様子がおかしいと気づいた時は認知症を疑うべきかもしれません。              もしあなたのご両親にこのような兆候が現れた時は決して動揺せず冷静に正しく対応しましょう。 そのための必要な知識をご紹介しましょう。

軽度認知障害 MCI とは?

最近認知症予防のための取り組み方を研究する過程において軽度認知障害 (MCI) と呼ばれる状態や考え方が出来てきました。

これは現段階では認知症とは言えないものの、放っておけば認知症になる確率が高い状態を表しています。

認知症の前段階として記憶障害を発生することが多いので、仕事や社会生活に支障をきたすほど記憶力に問題が生じ始めたら MCI と 診断される可能性が高いといえるのです。

ただし MCI と診断されても全ての人が認知症になるとは限りません。 なぜなら MCI は誰でも経験する普通の老化の過程であって、かなりの確率でこの後健常者に回復するという結果が出ているからです。 

いずれにしても MCI 診断の目的というのは、早めに手を打って認知症になるのを先送りにすることなので、 まずはあなたの親に軽い認知症の症状が見られるかどうかを確認して その後の予防対策を考えてみましょう。

さあ認知症の症状が出ていないかチェックしてみましょう

これが軽度の認知症の症状 こんな症状が起きたら要注意です!!

①ぼーっとしてる時間が増えた

②同じ事を何度も言ってしまうことが多い

③重要な約束や確認事項をよく忘れるようになった

④時間の感覚がなくなってきた (今何時頃という感覚が薄れてきた)

⑤約束した待ち合わせの場所にうまく行くことができなくなった 

⑥財布や預金通帳など大切な財産の保管場所を忘れ見つけることができなくなった

⑦簡単な料理の手順や食事の後片付けなどがうまくできなくなった

⑧同じようなミスを何度も繰り返すようになった

⑨車の運転がうまくできなくなった 交通ルールを守らなくなった       (軽い接触事故を何度も起こす ブレーキとアクセルの踏み間違いが多くなった) 

⑩服装の身だしなみに気を使わなくなった

⑪家庭内のちょっとした電子機器の簡単な操作が困難になってきた

⑫趣味の好きなことに関心がなくなってきた など

実家の自分の親にこれらのことが多く確認されるようになったら軽度の認知症
恐れがあります。  

早めに予防に乗り出しておかれたほうがよろしいでしょう。

今度は認知症になるのを予防するための方法です

1 運動 予防に最も効果があるのはなんと言っても運動です。          軽いジョギングやウォーキング などの有酸素運動を 1日30分ないし40分    週に3ないし4回行うと認知症をゆっくりと遠ざけられると言うデータがあります。

日常的に運動していると全身の細胞や筋肉の活動性が高まりそれが肉体的に維持されると、精神的にも良い姿勢が保たれます。それが認知症の予防につながります。

2 食事 バランスの良い栄養摂取を心がけること 塩分摂取量を少なくする(減塩)

3 日常生活では 物事に興味を持ち続けること 読書など習慣づける 興味のあることを根気よく続けること 集中力を養い常に頭を使い考えること

もちろんこれらの認知症予防策は若いうちから取り組めば取り組むほど効果的ですが もうすでにかなりの高齢になってしまった親世代の人達には 何を意識付けすべきなのでしょうか? それは・・・

もっと家から出て地域社会との交流を積極的に行うことが重要だと思います。

軽い認知症だったものが異性の友人ができたことによってとたんに進行が遅くなってしまう例もあります。
孤独で引きこもることが認知症を早く進行させることになります。
交友関係を広げて活発に生きることが認知症を予防するのに極めて効果的であると言えます。
その他にもっと色々な所に出かけて新鮮な驚きを常に持つようにすることを強くお勧めします。

自分の両親に対してこんな認知症予防対策を取った、そしてその予防策は成功したという経験を積んでおけば、今度はいざ自分が認知症になりそうな恐れが出てきたという時に自分だけではなく息子や娘などの子供達にも役立つ知識を与えることができるのです。 

認知症になる前の法的予防策

今度は親が不幸にも認知症になってしまったとしても困らないような事前の準備・法的予防策です。

1 遺言書を書いておく       注意していただきたいこと よくエンディングノートを書いておけばそれで十分だと考えている方がいらっしゃいますが、エンディングノートはあくまでも心のメモ書きにすぎません。 正式な遺言書を残しておくことをお勧めします。

2 認知症になったとしても家族が困らないようにまとまったお金を準備しておく

具体的にはエンディングノートなどを使って、お金を引き出すための通帳やハンコまたはキャッシュカードの所在場所や暗証番号を書いたメモ書きなどの場所を明確にしておくことです。 この場合通帳とハンコまたはキャッシュカードと暗証番号は別々に保管しておくことをお勧めします。

ただし、ここで一番重要なことは、親が認知症になったからといって子どもが勝手に親の口座から預金を引き出すようなことはあってはなりませんし、きちんとした手続きを踏んでからでないと金融機関は親の口座からの出金を認めてくれません。
このことは前回のブログでも書いております。 お気をつけ下さい。

3 生前贈与 4 家族信託  ※家族信託の詳細は別のブログ記事にて

まとめ  認知症の予防と対策

適度な運動やバランスのとれた食事など認知症にならないための習慣を心がける

遺言書を残すなど認知症になったとしても困らない法的対策を準備しておく

もし対策をとっていなくて認知症になってしまった場合最後の手段として成年後見制度を利用して後見人に必要な金額を 口座から引き出してもらうようにする。

成年後見制度についての概要は前回の記事でも触れております。

※認知症に関するご相談は 東京都健康長寿医療センター まで

以上、知られざる認知症世界の取り組みと日本の現状             認知症の症状 認知症の予防と対策   終わり

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