新型肺炎厄災 マスク転売に見るモラル無き世界 そして備蓄の大切さを知る

新型肺炎厄災 マスク転売に見るモラル無き世界 そしてリスク管理としての備蓄の大切さを知る

2020年7月 追記補正 最新版 

はじめに

 

 今回の「新型コロナウイルス」の感染拡大に伴って、マスク消毒用アルコールなどが不足しているだけではなく、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの紙製品も一時は全国的に品薄になっていました。
これは、デマ情報を流して消費者の不安心理につけ込み、商品が不足することを見越して買い占めを行い、さらに高値で転売を企てる悪い奴らが数多くいるからです。

 

 確かに未知のウイルスによる新型肺炎への恐怖は計り知れないものがあり、マスクや消毒液を買い求めようとするのは当然のことでしょう。

 しかし、そのようなパニック心理につけこんで買い占めを行い、ネット通販サイトやオークションサイトなどでの高値転売を行おうとする者については絶対に許すことはできません。

 

 今回のような感染症が広まった場合、マスクやアルコール消毒液で予防しようと考えるのは当たり前のことです。
 だから余計に一部の業者が転売目的で買い占めるようなことをすれば、多くの消費者に商品が行き渡らないという状態が続くことになります。 

 

 一度自分で購入した商品を他人に売り渡すという商行為は基本的には違法ではありません。 しかし、消費者の不安心理やネットの匿名性を利用して、高くても買わざるを得ないという立場に立たされている人たちに対して不当な高値で転売する行為は紛れもなく悪徳商法です。
糾弾されて当然の行為と言えるでしょう。

 

 でもご安心ください。このような新型ウイルス感染症の拡大に便乗した悪徳商法を企てる悪い奴らの思い通りにはならなくなるでしょう。
すでに政府が有効な対策を打ち出してきました。

この後、本章にてご説明いたします。

 

 

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マスク買い占め、高額転売者には「国民生活安全緊急措置法」罰則規定が適用されます

政府によるマスク買取始まる 高額転売禁止も決定 

ネットオークションへのマスクの出品 できなくなりました

 

 政府 (経済産業省) は「新型コロナウイルス」の感染拡大を受けて、品薄が深刻になっているマスクや消毒剤について、2020年3月14日以降はネットオークションへの出品を自粛するように事業者に要請しました。
期限が来れば出品できなくなるため、高値での転売目的で大量にマスクや消毒剤を保有している出品者には、在庫を適正価格で市場に出すように促す狙いがあると思われます。
 これはつまり、マスクを買い占めて高値で転売しようと考えている不埒な奴らに対し、「適正価格で売らないと在庫を抱えてしまい、損しますよ」という、政府からの警告なのだと思います。

悪徳買い占め転売屋の皆様、残念でした。

 

政府によるマスク買取始まる 最初は北海道に400万枚配布

「新型コロナウイルス」感染拡大の影響を受け、品薄の状態が続くマスクについて、2020年 (令和2年) 3月3日、政府・厚生労働省はマスクの製造・販売メーカーに対し400万枚の売渡しを指示しました。
政府が一括して買い取ることになったわけです。

 買い取った400万枚のマスクは地方自治体からの要望を受け、緊急性の高い地域から先に配布することになります。

まずは緊急事態宣言を出した北海道に配布されることになりました。
特に人口に占める患者数の割合の多い中富良野町と、今後の感染拡大に注意が必要な北見市の合計約64,000世帯に無償で配布されることになりました。
一世帯あたり約40枚のマスクが行き渡ることになるわけです。

 

 ここで、このマスク無償配布の根拠となった法律があります。
それが「国民生活安定緊急措置法」という法律です。

 この法律は1973年 (昭和48年) の第1次オイルショックの時に制定されたもので、当時、原油価格とは何の関係もないのに ”トイレットペーパーが足りなくなる” などといった情報が飛び交い、不当な買い占めが起こって品薄状態になったことから、異常事態に対処するため国民生活に不可欠な物資を国が確保して安定的に供給し、物価の高騰を抑える狙いがありました。

 あれから実に47年後である2020年の今、今回の新型肺炎厄災を受けて、政府が業者に対し物資の数量や価格などを定めて売渡しを指示することができるという規定 (「国民生活安定緊急措置法」第22条 ) が初めて適用されることになり、マスクがその対象となったわけです。

 

 また、政府は布製のマスクを海外から2,000万枚を確保しており、3月中旬から全国の高齢者施設など感染リスクの高いところから順次配布する方向で、検討していることがわかりました。
布製のマスク洗って繰り返し使えるため、一定量が消費者に行き渡れば、マスクの品薄解消になるのではないかと期待されているのですが、いかんせん布製のマスクには決定的な弱点があります。 それは、普通の不織布マスクより繊維の目が粗く、ウイルスの飛沫感染を防ぐには何の効果もないということです。

※安倍首相はこの布製のマスクを全世帯に2枚づつ郵送すると表明しました。
(2020年4月1日) それにかかる費用は1枚に付き約200円だそうです。
でも同じ税金を使うのなら、現金給付をしていただいたほうが困窮する国民にとってはるかによろしいと思うのですが。
 

 これら一連のマスク対策、これはこれでひとつの方法なのでしょうが、しかしそれにしても対応が遅すぎるのではないか、全てが後手後手に回っているのではないかと感じるのは、おそらく私だけではないのでは? 

さらば転売屋さん マスクの高額転売禁止が決定!

 

 感染が広がる「新型コロナウイルス」への緊急対応策の第2弾として、政府はついに品薄状態に陥っているマスクのネット通販サイトまたはネットオークションサイトでの転売を原則禁止することを決定しました。
この規定は2020年3月15日から施行されます。


これは、先ほど述べた「国民生活安定緊急措置法」の第26条に基づく政令によるものです。 この規定に違反すると罰則が科されます。

「必要とされている物資を大量に買い占めたり高額で転売したりする行為をした者」に対して、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科されることになります。

 悪質転売屋の皆様、これであなたも一貫の終わりです。 

 私の予想ですが、今後も新たな感染症などが流行した時に備えて、マスクのような生活必需品の買い占めや高額転売を直接的に取り締まることのできる『マスク不正転売禁止法』 (仮称) のような新たな法律が作られることになるのでないかと思います。

デマ情報に踊らされトイレットペーパーを買うために並ぶ
人たちの滑稽さ

 

SNS 上にあふれかえるデマ情報に踊らされる人々

「新型コロナウイルス」の感染拡大を受けて、マスクや消毒液だけではなく、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの紙製品も全国的に一時、品薄状態になっていました。

この問題については大きく分けて3種類の人間たちが登場してきます。 

 1種類目の人間はもちろんデマ情報を拡散した奴らです。

 奴らがトイレットペーパーなどについて、「マスクと原材料が同じだから、原材料を中国から輸入できなくなる。だから近々トイレットペーパーがなくなるよ」といった悪質なデマ情報を SNS 上で拡散したために騒動が始まったと言ってもよいでしょう。

もちろん事実は違います。メーカー側も「トイレットペーパーの原材料は大半が国産のものであり、毎日フル稼働で製造しており、在庫も十分にあるから安心してほしい」と言っています。

 奴らがデマ情報を拡散したのにはもちろん明確な理由があります。
トイレットペーパーを自分たちで買い占めて、時期を見てオークションサイトなどで高値で転売するためです。 デマ情報の発信者はパニック消費をあおる悪質な転売屋だったというわけです。

デマに踊らされてトイレットペーパーを買いだめした人たち

  

  次に2番目の種類の人間は、それらの誤ったデマ情報をインターネットや口コミなどで知り、 それらを鵜呑みにして信じ込んでしまい、通常より多めに購入しようと考えてトイレットペーパーなどの買いだめに走った人たちです。
  これらの方たちのような、デマに踊らされた、やや情報弱者ともいえる人たちは意外と多くいるものです。

  でもよく考えてみてください。マスクが品薄になるのはわかりますが、新型肺炎が流行したからといって、そのこととトイレットペーパーの使用量の増加とは何の関係もありません。

  今から47年前の1973年にも第1次オイルショックがあり、トイレットペーパーの買い占め騒動が起こりました。 多くの日本人はあの時のニュースを覚えているはずなのに、何故また同じようなことを繰り返してしまうのでしょうか?
これらの人たちは学習能力が低く、進化できないのでしょうか?
非常に残念なことではあります。

画像引用:DIAMOND 

不足すると不安になってつい買ってしまう人たち

 

  そして最後の3番目の種類の人間は、デマ情報など信じていないくせに、空になったトイレットペーパーの商品棚の映像をテレビニュースやネットで見て、なぜか異常に不安になり、ついつい購入に走ってしまうような人たちです。

 これらの人たちは薬局やドラッグストアの開店前から行列を作り、並んででも必死に買おうとします。デマだと分かっているのに、こんな行動をするなんて、実に滑稽なことです。私はこの種の人たちの行動心理が全く理解できません。

先ほど述べたようにトイレットペーパーの在庫は十分にあり、心配する必要は全くないのですが、人手不足などの問題があるため流通のほうが滞っています。
店舗に納品される数量が絶対的に少なく、入荷してもすぐに売り切れてしまうのを見るとなおさら不安になり、結局自分たちが納得するまでどんなことがあっても買い続けてしまうのでしょう。
でも逆にそれが他人から見ると買い占めをしているように見えてしまうのです。


 そもそもトイレットペーパーを買うために行列を作るという行為自体が、新型コロナウイルスの感染を拡大させるリスクがあるのだということにすら気がついていないようです。

その強い不安感はどこからくるのか?  

  なぜこれらの人たちは行列に並んでまでも必死にトイレットペーパーを買おうとするのだろうか? 何がそんなに不安なのだろうか?
私なりによく考えた結果、ひとつの推論を得るに至りました。

 それは普段からご家庭に買い置き、つまり備蓄 (=ストック) している量が足りないからではないかと思うのです。 おそらく、普段は通常どおりに使用していて、無くなりかけたらその都度スーパーやドラッグストアに出向いて購入しているのではないでしょうか? 家族の人数によって多少の違いはありますが、おそらく1パック=12ロール入りのトイレットペーパーだとあっという間になくなってしまうのでしょう。
だから、仮に常に2週間分の買い置きをしているような家庭でも、品不足になっているということの現実を目の当たりにすると不安になり、更に多めに1か月分は絶対に買っておこうという気持ちになるのではないでしょうか?

 このように、全てが不安だと考える人たちが大勢いて、行列に並んででもいつもより多く買おうとするから、在庫不足になるのです。

結局、これらの人たちはかなりの量を備蓄していることになります。 

(イラスト引用 : 羽鳥慎一モーニングショー)

  このように、不安感の強い人たちは、些細なことでも「このままでは死んでしまうのではないか」という生存の脅威に感情を揺り動かされて不安を感じ、その不安感を鎮めるために、症状も出ていないのに「ウイルス検査してくれ」と言って保健所などに怒鳴り込んだり、デマに惑わされて感染症予防とは何の関係もないのにトイレットペーパーやティッシュペーパー、キッチンタオルなどを買うために長い行列を作ったりするのです。

 でも大丈夫です。ご心配いりません。
私はこのような人たちに是非とも言っておきたいことがあります。

商品が足りなくなってから慌てて備蓄に励むのではなく、日常的に必要な分量をやや多めに買い置き=備蓄しておけば良いではありませんか。

 普段、家族全員で1か月分しか買い置きのないようなご家庭でも、余裕を持って半年分の備蓄をしておくようにする。そうすれば今回のような品薄状態に陥ったとしても、十分な備蓄があるので悠然と構えていることができるのではないでしょうか? 

ちなみにわが家では、トイレットペーパー2パック (=24ロール)あれば1年間は余裕で持ちこたえます。 要は使い方次第です。 単身であるということも理由ですが、常に節約して使うように工夫・努力しているということなのです。

結局 いちばん大切なのは備蓄しておくこと

 

 再度申し上げます。マスクトイレットペーパー・ティッシュペーパーなどの日用品は常日頃から、ちょっと多いのではないかと感じるくらいの量備蓄しておくことを強くお勧めいたします。

 これは FP である私の経験から申し上げています。
実は私は今回のマスク不足問題、幸いにも日常使用するのに十分な量のマスクを備蓄していたため、入手できずに困ったということはありませんでした。
実はこれらのマスクは去年から備蓄していたものであり、本当の目的は花粉症対策のためです。
ところがご存知の通り、今年は花粉症だけではなく、「新型コロナウイルス」の感染予防対策にも大変役に立っています。

 結局、備蓄しておくことが一番大事なことであるということを、今回私は身をもって経験しました。ですから私は確信を持って言えます。
ぜひともマスクに限らず、日頃使用する常備品は、多すぎると感じられる量でもためらわずに買い置き=備蓄しておいてください。 何よりも安心感が違います。

 今回の新型肺炎厄災で、 マスクが買えなくて困ったという経験をお持ちの方、コロナウイルス騒動が下火になり品薄状態が元に戻りましたら、是非とも来年に備えて十分な量のマスクやトイレットペーパーなどの常備品を多めに備蓄しておくことを強くお勧めいたします。

もちろんマスクなどは通常の適正価格で買い求めるようにしてください。
お願い致します。
 

 

最後に

「デマ情報を信じて行動すること」と「最悪の事態に備えつつ行動すること」は外観上は同じように見えるため見分けがつきにくいものですが、実は全く異なる行動です。
 もちろん私たちが取るべき行動は後者の方です。私たちはどんな非常事態が起ころうとも決して慌てたりせずに、慎重に状況を見極めながら生活を送ることが求められているのではないかと考えるのです。

終わり。最後までお読みになっていただきありがとうございました。

 

 

新型肺炎厄災 マスク転売に見るモラル無き世界 そしてリスク管理としての備蓄の大切さを知る 終わり

 

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